Principles of UX/UI Designでこんなことを学んでいるよ 第一週 User-centerd design①

 



ユーザー指向デザイン


アプリを改善していく方法として、実際にそのアプリを使用しているユーザーに対してインタビュー、使用中の観察を行うことを総称してユーザーリサーチという。

これを行うことで、ユーザーはアプリを使用する上でどのように、何を考え、何を達成しようとしているのかを知ることが出来る。

その中でもユーザーからの意見をデザインにどのように改善していくことができるかを確認する方法としてカスタマージャーニーマップを作成するという方法が存在する。

例えば、

  • メニューボタンが分かりにくい
  • 商品のカテゴライズが曖昧である
  • バスケットボタンが存在せず、商品が追加できたか分からない
  • ホームボタン、戻るボタンが存在せず、途中からのやり直しができない
  • 注文のために必要な情報を全て入力したにもかかわらず、バリデーションエラーが表示される
などがユーザーリサーチで分かった場合、カスタマージャーニーマップにはこれらのユーザーの体験を整理する。

カスタマージャーニーマップを作成することで、最終的には、ユーザーに共感し、再設計を改善するのに役立つ一連の教訓を得られる。

良いカスタマージャーニーマップは詳細、かつ粒度が細かく、あらゆる場面でのCXを理解することを手助けします。

一般的に、カスタマージャーニーマップは以下の5つの要素が存在していることが多い。

  • アクター
  • シナリオと期待値
  • ジャーニーフェーズ
  • 行動、態度、感情
  • 機会
それぞれを見ていくと、

  • アクター
    • ペルソナやユーザー。カスタマージャーニーマップ上ではデータ駆動型。1つのマップに1つの視点を用意することでより粒度が細かくなる。
  • シナリオと期待値
    • カスタマージャーニーマップが扱う状況のこと。アクターの目標やニーズ、何を達成するかの期待と関連する要素。Amazonであれば商品を選ぶ際の意思決定や注文を完了するために必要な全ての情報にいかに簡単にアクセスできるかなどが含まれる。
  • ジャーニーフェーズ
    • 行動、思考、感情といったジャーニーマップの残りの情報を整理するもの。
  • 行動、態度、感情
    • アクターの行動、態度、感情であり、各フェーズでマッピングされる項目。例えば、行動はアクターの実際の行動を物語化したもの。顧客から直接引用することが理想的。
  • 機会
    • UXをどのように向上させることが出来るかを考察する箇所。この情報を使って何をするべきか?といった視点で考えられる。

重ねてになるが、カスタマージャーニーマップを作成することでUXの詳細な内容について精査することが出来るため、UXを改善する大きなきっかけとなる。

コメント

このブログの人気の投稿

Braveブラウザの同期機能をiPhoneで設定した話。

failed: unable to get local issuer certificate (_ssl.c:1123)と出たので解決した話

自作のChrome Extensionをインポートした時に "Invalid value for 'content_scripts[0].matches[0]': Empty path."というエラーが出たので解決した